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抗リウマチ薬、どの薬をどう使えばよいのか

2008/01/23

 このところ生物学的製剤の開発が活発な関節リウマチRA)の薬物治療。様々な選択肢がある中で、個々の患者に対して、どの薬をどう使えばよいのか、迷うこともあるのではないでしょうか。

 ちなみに日本の診療ガイドラインに当たる『関節リウマチの診療マニュアル(改訂版)』(日本リウマチ財団、2004年、詳細はこちら )では、「RAと診断したら、なるべく早期に十分に有効と考えられる抗リウマチ薬を投与することが必要とのコンセンサスが得られている」という表現にとどまっています。米国リウマチ学会の診療ガイドライン[1]を見ても、「新規にRAと診断された患者の多くに対して、診断から3カ月以内に抗リウマチ薬(DMARDs)を始めるべき」と書かれているものの、具体的に薬剤を特定しているわけではありません。そこで今回は、各種DMARDsを比較検討したシステマティック・レビューに注目しました。

Donahue KE, Gartlehner G, Jonas DE, Lux LJ, Thieda P, Jonas BL et al. Systematic review: comparative effectiveness and harms of disease-modifying medications for rheumatoid arthritis. Ann Intern Med 2008; 148: 124-34. (2008年1月15日号)

著者プロフィール

北澤京子(日経メディカル編集委員)●きたざわ きょうこ。1994年日経BP入社。専門分野は、医師患者関係、EBMなど。2006年9月から1年間、英国ロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院に留学。

連載の紹介

北澤京子の「医学論文を斬る」
「専門用語や統計が頻出する英語の医学論文を手早く正確に読む際には、押さえるべきポイントがある」と語る筆者が、注目論文を批判的に吟味し、独自の視点で解説します。

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