日経メディカルのロゴ画像

続・訪問看護で高齢者のQOLは向上するか

2007/12/21

 今回も、前回に引き続き、高齢者の慢性疾患に対するケア・プログラムであるGRACE(Geriatric Resources for Assessment and Care of Elders)の有用性を考察した以下の論文に関して、結果と診療への影響などについて考察したいと思います。GRACEとは、上級プラクティス・ナース(advanced practice nurse:APN)およびソーシャルワーカーから成るGRACEサポートチームが患者の自宅を訪問して、患者の主治医、および老年科医をリーダーとする職種混成チームから定期的に協力を得つつ、高齢者に多い慢性の痛み、尿失禁、うつなど12のターゲットとする症状に対してケアを行うものです。

Counsell SR, Callahan CM, Clark DO, Tu W, Buttar AB, Stump TE et al. Geriatric care management for low-income seniors, a randomized controlled trial. JAMA 2007; 298: 2623-33. (2007年12月12日号)

 

著者プロフィール

北澤京子(日経メディカル編集委員)●きたざわ きょうこ。1994年日経BP入社。専門分野は、医師患者関係、EBMなど。2006年9月から1年間、英国ロンドン大学公衆衛生学・熱帯医学大学院に留学。

連載の紹介

北澤京子の「医学論文を斬る」
「専門用語や統計が頻出する英語の医学論文を手早く正確に読む際には、押さえるべきポイントがある」と語る筆者が、注目論文を批判的に吟味し、独自の視点で解説します。

この記事を読んでいる人におすすめ