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新春座談会◆診療報酬改定2008《連載第3回》
勤務医の負担は本当に軽減されるか
医療秘書の人件費、診療所の夜間診療の財源はどこに?

2008/01/08

「メディカルクラークの人件費を保険点数で賄えるのかが気になる」と語る和田紀子記者。

司会 診療報酬改定の議論の中で、後期高齢者医療制度と並んで注目を集めているのが、勤務医の負担軽減策だと思うのですが、いかがですか。

井上 勤務医の負担軽減策についての議論を傍聴していたのは和田さんだよね。具体的にどんな軽減策が挙がっていたの?

和田 大きな柱は3つでした。1つは、勤務医の事務的な作業を担う医療秘書の導入。これはメディカルクラークとも呼ばれています。それから、診療所の夜間診療への評価と、入院時医学管理加算の見直しです。

 3つ目の入院時医学管理加算の見直しは、産科、小児科、精神科などを含んだ総合的な入院施設の評価をさらに高めようという狙いですね。

富田 メディカルクラークは、既に導入している病院もありますよね。

和田 中医協では、メディカルクラークがいてくれると、医師の業務が減って助かるという意見が出され、委員はみな賛成という感じでした。ただ、どんな資格の人がメディカルクラークになるのか、その所属は院内の医事課になるのかといった運用上の課題が指摘されていましたね。

連載の紹介

どうなる?!診療報酬改定2008
後期高齢者医療の診療報酬はどうなるのか?産科や小児科や救急の評価は高まるのか?勤務医の負担軽減策は示されるのか?——注目を集める2008年度診療報酬改定に向けて、今秋から本格化する中医協の審議の模様を、独自取材によりリアルタイムでお届けします。
日経BP「診療報酬改定2008」特別取材班日経BP医療局の専門記者たちが総力を挙げて取材、情報分析します。

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