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リハビリの逓減制、わずか1年で撤廃へ
二転三転していたリハビリ料、ようやく収束へ

2007/12/05

 11月30日に開催された中央社会保険医療協議会中医協)の診療報酬基本問題小委員会では、リハビリテーション料に関する議論が行われた。

 リハビリテーションの診療報酬は、前回の改定で、疾患別(心大血管、脳血管疾患等、運動器、呼吸器)のリハビリテーション料が導入され、「維持期のリハビリは介護保険で」との考えから、算定日数の上限が設けられた。だが、患者から「リハビリが必要なのに打ち切られてしまった」といったクレームが多発し、マスコミでも報道されたことから、一時は社会問題にまで発展した。

 結局、厚生労働省は、この改定から1年後の今年4月に、算定日数の上限がない「除外疾患」を拡大したり、介護保険を受けられないが維持期のリハビリが必要な患者への措置として「リハビリテーション医学管理料」を新設するに至った。だが、その一方で、財源を維持する考えから、疾患別リハビリで、算定日数の10~40日前から点数が8割程度に減少する「逓減制」が導入された。

 この逓減制に対して、現場の整形外科医を中心に「同じリハビリをしているのに、時期によって点数が変わるのはおかしい」「患者に説明できない」といった不満が噴出。2008年改定での対応に注目が集まっていた。

※関連記事:3.22 リハビリ逓減制に断固反対!
※関連記事:7.3 リハビリ料再改定での救済例はわずか

連載の紹介

どうなる?!診療報酬改定2008
後期高齢者医療の診療報酬はどうなるのか?産科や小児科や救急の評価は高まるのか?勤務医の負担軽減策は示されるのか?——注目を集める2008年度診療報酬改定に向けて、今秋から本格化する中医協の審議の模様を、独自取材によりリアルタイムでお届けします。
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