日経メディカルのロゴ画像

検体検査料、引き上げが“当確”

2007/11/21

 11月16日の中央社会保険医療協議会中医協)の診療報酬基本問題小委員会では、検体検査の評価について議論が行われた。

 検体検査に係る診療報酬は、検体検査実施料(実施料)と検体検査判断料(判断量)をセットで算定する仕組みになっている。ここ20年の評価の推移をみると、実施料が年々切り下げられる一方で、判断料が年々増額されている。

 しかし近年、院内で検査を行った場合に、実施料が実際にかかる費用に見合わない検査があることが問題になっている。特に微生物学的検査は、時間も手間もかかる。検査によっては、実際にかかる費用が「実施料」の2倍以上になることもあり、検査の実施を取りやめる施設が増えているという。また、検査を外注する医療機関が増えることで、救急患者に対する迅速な検査が行えなかったり、検査結果がすぐに医師に伝わらないなどの弊害も出ている。

 そこで、同日の中医協では、事務局から次のような提案がなされた。

  1. 必要な検査を必要な時に行えないのは問題。院内での検査を評価すべく、迅速に検査を行う体制や、検査を24時間実施できる体制について重点的に評価する。

  2. 一部、コストに見合わず実施する施設が減少している検査項目について、実勢価を踏まえて再評価する。

連載の紹介

どうなる?!診療報酬改定2008
後期高齢者医療の診療報酬はどうなるのか?産科や小児科や救急の評価は高まるのか?勤務医の負担軽減策は示されるのか?——注目を集める2008年度診療報酬改定に向けて、今秋から本格化する中医協の審議の模様を、独自取材によりリアルタイムでお届けします。
日経BP「診療報酬改定2008」特別取材班日経BP医療局の専門記者たちが総力を挙げて取材、情報分析します。

この記事を読んでいる人におすすめ