「客だぞばかやろ症候群」の患者さんが増えてきた
―― 今後とも医療は存続しなくてはなりません。社会的インフラとしての位置付けをもっと訴えていくべきではないですか。
小松 現場で一番大きな問題は、事故や刑事責任よりも、患者さんとの日常的な軋轢です。ほかの人と付き合う上でどこまで要求できるかということに関しては法律で決まっているわけでなく、あうんの呼吸で行われてきました。しかし、そのタガがはずれてしまい、あらゆることが要求できる、私だけが患者だというような要求をする人が増えています。それが最も困ることです。「客だぞばかやろ症候群」と誰かが言っていましたが。
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連載の紹介
夏休み特別企画「医療放談2007 Summer」
臨床から「医療崩壊」まで、医療界の旬な話題について、一家言ある先生方に提言、対談・鼎談していただいた内容を連載します。ご意見・ご感想は、このブログにコメントを付ける形でお寄せください。
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