日経メディカルのロゴ画像

【ネットで議論 「侮るなかれ中耳炎」Vol.4】
薬剤耐性菌の拡大に対する歯止めにもなる
― 小児科と耳鼻科咽喉科の連携を蜜にするために ―

2007/08/23

ガイドラインを「治療選択に大いに参考にしていただきたい」と話す山中氏。

―― まだ発表から1年しかたっていませんが、ガイドラインの浸透度はどうでしょうか。

山中 全体としては、まだこれからでしょう。ただ、ある地域では耳鼻咽喉科医の6~7割の先生方がガイドラインを「知っている」「参考にしている」というアンケート結果が出ているようです。正式にはこれから公表されるでしょうが、治療選択に大いに参考にするという先生方がどんどん増えてくれることを期待しています。

―― 小児科の先生方の反応はいかがですか。

山中 小児科外来向けの中耳炎診療のガイドラインを作ってくれ、という声は届いています。また、夜間救急時のガイドラインも求められています。われわれが今回発表した「小児急性中耳炎診療ガイドライン」は、小児科医にとっては難しいという意見もあります。ですから小児科外来向けのガイドラインをという声になっているのだろうと思います。鼓膜を見て重症度を判断していくわけですから、日常診療で鼓膜の状態を診察する経験がなければ、「難しい」となるわけです。

 夜間救急の場合は、小児科医であっても中耳炎の重症例に出会うことはあるわけです。そのような時にどう対応したらよいのか、その答えを求められているのだと思います。

連載の紹介

夏休み特別企画「医療放談2007 Summer」
臨床から「医療崩壊」まで、医療界の旬な話題について、一家言ある先生方に提言、対談・鼎談していただいた内容を連載します。ご意見・ご感想は、このブログにコメントを付ける形でお寄せください。

この記事を読んでいる人におすすめ