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【医師はメディア、政治、世論にどう訴えるべきかVol.5】
いかに世論に訴えるか―新しいガバナンスの時代へ

2007/08/10

東大医科研の上昌広氏

学会も徐々に変わりつつある
 最近、政治だけでなく、医療でもパラダイムが変わってきていると感じています。学会医師会は、例えば学会であれば、研究費をもらうために行政に働きかけるのですから、行政に対する「職能団体」です。しかし、価値観が多様化しているので、皆が研究に力を入れ、「教授になりたい」と思うわけではありません。職能団体は、従来はトップダウン式でやってきましたが、価値観の多様化で極めてやりにくく、一つにまとめにくくなっているわけです。

 ただ学会も医師会も、その「権威」は残っています。その権威を利用できる立場にある一方で、それ以外の人々の意見をどうまとめるか、その両方のバランスが取れる人が今後のニューリーダーになっていくのではないでしょうか。

連載の紹介

夏休み特別企画「医療放談2007 Summer」
臨床から「医療崩壊」まで、医療界の旬な話題について、一家言ある先生方に提言、対談・鼎談していただいた内容を連載します。ご意見・ご感想は、このブログにコメントを付ける形でお寄せください。

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