「産婦人科医の逮捕」という衝撃的な形で明るみになった福島県立大野病院事件(事件の概要はこちら)。2006年2月の逮捕以降、現場の医師や学会などがメディアや政治に働きかけ、1万人を超す署名も集め、「医師逮捕は不当」という世論形成に成功した。これだけ医療界が一斉かつ迅速に、情報発信・行動した例はない。
この一連の動きの中心にいたのが、北里大産婦人科教授の海野信也氏と「周産期医療の崩壊をくい止める会」の事務局を務めた東大医科研探索医療ヒューマンネットワークシステム部門客員准教授の上昌広氏。お二人に、今回の経緯を検証するとともに、「医療崩壊」と称される医療界にあって、医師・医療側からいかに情報発信・行動し、世論に訴えていくべきかを語っていただいた。その内容を5回に分けて連載する。
(2007年7月28日東京都内にて収録。まとめ:橋本 佳子=日経メディカル オンライン)
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連載の紹介
夏休み特別企画「医療放談2007 Summer」
臨床から「医療崩壊」まで、医療界の旬な話題について、一家言ある先生方に提言、対談・鼎談していただいた内容を連載します。ご意見・ご感想は、このブログにコメントを付ける形でお寄せください。
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