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実像のナイチンゲールと「看護師の鑑」Kさん

2020/12/28

 今年2020年は、近代看護の創始者フローレンス・ナイチンゲールの生誕200年に当たる。ナイチンゲールといえば偉人伝の常連で、世界中に彼女の名は知れわたっている。看護学校の中には、戴帽式や卒業式で「ナイチンゲール誓詞」を唱和するところも少なくない。

 ナイチンゲール誓詞は、米国デトロイトの看護学校がナイチンゲールの偉業を讃え、「ヒポクラテスの誓い」にならって作成したもの。それはそれで定着していることなので、今さらとやかく言うつもりはないのだが、美化・偶像化されたために、彼女ほど、業績の本当の偉大さが一般に伝わっていない偉人も少ないのではないか。

著者プロフィール

色平哲郎(JA長野厚生連・佐久総合病院 地域医療部 地域ケア科医長)●いろひら てつろう氏。東大理科1類を中退し世界を放浪後、京大医学部入学。1998年から2008年まで南相木村国保直営診療所長。08年から現職。

連載の紹介

色平哲郎の「医のふるさと」
今の医療はどこかおかしい。そもそも医療とは何か? 医者とは何? 世界を放浪後、故若月俊一氏に憧れ佐久総合病院の門を叩き、地域医療を実践する異色の医者が、信州の奥山から「医の原点」を問いかけます。

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