新専門医制度がスタートして、もうすぐ1年が経つ。制度改定の目玉の一つで、19番目の基本領域に位置づけられた「総合診療専門医」の滑り出しはどうだろうか。過去に例のない新領域なのだから、じっくり育てていかなければならないのは承知しているが、初年度に登録した専攻医が約180人というのは寂しい気がする。4月からの新年度の応募者数(一次)も158人という数字だ。
 高齢化の進展で、複数の慢性疾患の医学的管理を必要とする高齢患者は急増していて、「特定の臓器や疾患の専門家」だけでは対応しきれない。患者を総合的に診られる医師は渇望されている。医療と介護の垣根を取り払った「地域包括ケア」の構築に際しても、多様な疾患や健康問題への対処のみならず、多職種の連携、予防医学的なアプローチを含む領域横断的な総合力が求められている。総合診療へのニーズは高まる一方だ。

総合診療専門医とヒューマニズムの画像

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