外国人労働者の受け入れ拡大に向けた出入国管理法改正案が国会で審議されている。政府は、今後5年間で最大約34万5000人の外国人労働者を受け入れるという。2017年末現在、外国人労働者は約128万人。そのうち、低賃金の労働で失踪者が7000人超(2017年)といわれる技能実習生が約25万8000人を占めている。
 「人手不足」を理由に、外国人労働者を受け入れる扉が大急ぎで開けられようとしている。しかし、海を越えてやってくるのは働くロボットではなく、「人間」だ。若くて頑強な人ばかりではない。体の弱い人もいる。いや、来日して低賃金で苛酷な労働を強いられ、重篤な病になる人もいる。日本の医療は、彼らを受け入れる準備ができているのだろうか。かつて、重い病気に罹った外国人の患者さんを支援したときの苦い記憶がよみがえる。

外国人労働者受け入れ拡大で蘇る「苦い記憶」の画像

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