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「食と健康」情報の真偽を知るための好著

2018/07/27
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 最近、何が本当で何が嘘か分からない話が、そこらじゅうに溢れている。アメリカの大統領は、都合の悪い報道がなされるたびに「フェイクニュースだ」とつぶやく。国内の政治や社会のニュースを見ても、いったいどこまでが真実なのかと考えさせられることが多い。フェイクの情報が横行する中、情報の受け手には真贋を見極める力が求められるが、むしろ世の中全体で、与えられた情報を、根拠を確かめずに鵜呑みにする傾向が強まっているように見える。一例を挙げると、テレビ番組でナントカが体にいいとタレントがのたまうと、たちまちスーパーでその食品が売り切れる。「夏バテには豚肉、ビタミンB1」が良いと喧伝されれば、毎日「豚しゃぶサラダ」ばかり食べる人が現れる。今こそ、科学的根拠を示した情報が必要とされる。

著者プロフィール

色平哲郎(JA長野厚生連・佐久総合病院 地域医療部 地域ケア科医長)●いろひら てつろう氏。東大理科1類を中退し世界を放浪後、京大医学部入学。1998年から2008年まで南相木村国保直営診療所長。08年から現職。

連載の紹介

色平哲郎の「医のふるさと」
今の医療はどこかおかしい。そもそも医療とは何か? 医者とは何? 世界を放浪後、故若月俊一氏に憧れ佐久総合病院の門を叩き、地域医療を実践する異色の医者が、信州の奥山から「医の原点」を問いかけます。

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