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病院と社会をつなげる「トーク・カフェ」

2017/12/27
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 勤務先の佐久総合病院で、月に一度、「トーク・カフェ」という小さな勉強会を開いている。昼休みに看護師、リハビリ職員、事務職員、地域の有志の方など5人前後が集まり、それぞれが気になる新聞記事や雑誌の記事を持ち寄る。記事は短いものでよい。

 そして参加者全員が、順番に、自分が選んだ記事について5分間スピーチを行う。記事を読んでどう感じたかを一人称でしゃべるのだ。その後、集まった人たちで、5分間、意見を述べ合う。時間にすれば1時間弱の学習会なのだが、職種や立場を超えて気軽に語り合える。始めてから2年が経過した。

 病院という組織で働いていると、時々社会とのつながりを見失いがちになる。記事をよりどころに社会との関係を見つめ直す、いい機会になっていると思う。

著者プロフィール

色平哲郎(JA長野厚生連・佐久総合病院 地域医療部 地域ケア科医長)●いろひら てつろう氏。東大理科1類を中退し世界を放浪後、京大医学部入学。1998年から2008年まで南相木村国保直営診療所長。08年から現職。

連載の紹介

色平哲郎の「医のふるさと」
今の医療はどこかおかしい。そもそも医療とは何か? 医者とは何? 世界を放浪後、故若月俊一氏に憧れ佐久総合病院の門を叩き、地域医療を実践する異色の医者が、信州の奥山から「医の原点」を問いかけます。

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