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『神になりたかった男』が問い掛けるもの

2017/11/30
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 病院というのはかなり特殊な空間だ。白衣に象徴される「聖性」と、感情を持つ人間がまとう「俗性」。二つが混じり合い、組織としての病院は独自の動きをする。だからこそ、病院のアイデンティティーが大切になる。「何のために私たちはこの場にいるのか」という問いだ。11月に発刊された『神になりたかった男 徳田虎雄』(山岡淳一郎著、平凡社)は、この当たり前のことを鮮烈に再認識させてくれた。

著者プロフィール

色平哲郎(JA長野厚生連・佐久総合病院 地域医療部 地域ケア科医長)●いろひら てつろう氏。東大理科1類を中退し世界を放浪後、京大医学部入学。1998年から2008年まで南相木村国保直営診療所長。08年から現職。

連載の紹介

色平哲郎の「医のふるさと」
今の医療はどこかおかしい。そもそも医療とは何か? 医者とは何? 世界を放浪後、故若月俊一氏に憧れ佐久総合病院の門を叩き、地域医療を実践する異色の医者が、信州の奥山から「医の原点」を問いかけます。

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