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台風で破壊された「レイテ分校」 再建に向けて

2013/11/21

 台風30号がフィリピンレイテ島に壊滅的被害を与えた。最大瞬間風速90mもの暴風が家々をなぎ倒し、高潮が街に浸入した。メディアが伝える惨状に肝を潰しながら、私自身の医療の原点でもあるフィリピン大学医学部レイテ分校(SHS、School of Health Sciences)の学生たちや教師、友人や関係者の安否が気になって仕方なかった。

 SHSはレイテ島のタクロバン市のすぐ南、パロという町にある。初めてSHSを訪ねたのは、私がまだ医学生だったころ、二十数年も前の話だ。そのときの様子を、後にうちの家族も一緒にレイテ島を訪問したノンフィクション作家の山岡淳一郎が、以下のように描いた。冷静に振り返りたいので、少し長くなるが引用したい。

著者プロフィール

色平哲郎(JA長野厚生連・佐久総合病院 地域医療部 地域ケア科医長)●いろひら てつろう氏。東大理科1類を中退し世界を放浪後、京大医学部入学。1998年から2008年まで南相木村国保直営診療所長。08年から現職。

連載の紹介

色平哲郎の「医のふるさと」
今の医療はどこかおかしい。そもそも医療とは何か? 医者とは何? 世界を放浪後、故若月俊一氏に憧れ佐久総合病院の門を叩き、地域医療を実践する異色の医者が、信州の奥山から「医の原点」を問いかけます。

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