先日、国立ハンセン病療養所の「国立療養所栗生楽泉園」(群馬県草津町)を訪れた。ハンセン病への差別と無知による歴史が刻みこまれた施設である。今も108人の元患者が生活しているが(2013年1月中旬現在)、改めて過去の国家権力の残酷さ、差別感情の凄まじさを思い知らされた。
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著者プロフィール
色平哲郎(JA長野厚生連・佐久総合病院 地域医療部 地域ケア科医長)●いろひら てつろう氏。東大理科1類を中退し世界を放浪後、京大医学部入学。1998年から2008年まで南相木村国保直営診療所長。08年から現職。

連載の紹介
色平哲郎の「医のふるさと」
今の医療はどこかおかしい。そもそも医療とは何か? 医者とは何? 世界を放浪後、故若月俊一氏に憧れ佐久総合病院の門を叩き、地域医療を実践する異色の医者が、信州の奥山から「医の原点」を問いかけます。
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