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発熱外来開設も問題山積、職員も私も疲れ果て…

2021/02/02

 新型コロナウイルス感染症COVID-19)の流行に歯止めが利かない。発熱外来を設ける診療所が増え、当院でも院長の号令の下、準備を進めてきた。

 しかし、それに伴いスタッフの不安はピークに達した。「想定すべきことが多くて分かりません!」「こういう場合はどうするんですか!」とヒステリックになったり、特定のスタッフ間でコソコソ話が始まったり、院内の雰囲気は最悪。院長とスタッフ間を取りなす役割の私は、双方からやり玉に挙げられる始末だ。

 発熱外来に及び腰のスタッフに、「診るのはかかりつけの患者さんのみ」といった条件を提示し、何とかスタートにこぎ着けた。PCR検査の実施のため業務の流れを何度もシミュレーションし、保健所の立ち入り指導も受けた。しかし、課題は次から次へと出てきた。

 PCR検査はドライブスルーで行うことにしたが、どうやって患者さんと職員の接触時間を短くするのか、受付から会計までのやり取りはどうすべきか、陽性の際に保健所等へ報告するための同意書を患者さんに書いてもらう筆記用具はどうするか、ウイルスが死滅すると言われる期間まで同意書をどうやって保管するのかなど、疑問が尽きなかった。そもそも、PCR検査を必要と思っていない患者さんに説明して納得してもらうだけの話術が医師や職員にあるのか……。

連載の紹介

はりきり院長夫人の“七転び八起き”
開業24年目の無床診療所で、院長である夫を支える。持ち前のバイタリティーと患者目線のきめ細かな気配りで、医院の活性化に日々努めている。(このブログは、医療と介護の経営情報誌「日経ヘルスケア」で連載されている同名の人気コラムの転載です)

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