新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大で、様々な業種が厳しい経営状況に追い込まれている。当院も患者の激減と収入減に見舞われている。「不要不急の外出自粛により受診抑制となったのか」と思い悩む一方、本来はきちんと通院治療すべき患者さんが感染を恐れるあまり、受診せずに重症化していないかと心配もしている。
一方、診療科によってはCOVID-19の影響がほとんどないと思われるクリニックもある。そんなクリニックの院長先生や奥様から、「そろそろお茶でも?」といったお誘いをいただくが、正直言って乗り気になれない。中には、こちらの減収の大変さを理解していないと思われる言葉を投げ掛けてくる方もいて、少し腹立たしさを覚えることもある。
反対に、気が進まない不要不急のお付き合いや業者さんのセールスは減り、正直ありがたいと感じている。こちらの付き合いについては「今の状況が続き、そのままフェードアウトしていかないか……」と思う関係があるのも事実だ。
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連載の紹介
はりきり院長夫人の“七転び八起き”
開業21年目の無床診療所で、院長である夫を支える。持ち前のバイタリティーと患者目線のきめ細かな気配りで、医院の活性化に日々努めている。(このブログは、医療と介護の経営情報誌「日経ヘルスケア」で連載されている同名の人気コラムの転載です)
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