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開業医の妻としてぜひ果たしたい「最後の大役」

2018/12/04

 先日、「終活セミナー」に参加してきた。借金はほぼ返したし、子どもは自立した。スタッフたちも、それぞれよくやってくれている。近隣に新規開業の医院が出てきて、患者数は緩やかに減ってきたが、開業当初のようにがむしゃらに頑張るパワーはない。むしろ、これぐらいのペースがちょうどいいと思うことさえある。まだ先だとは思うが、医院の承継や閉院を意識しないといけない時期に入ったといえるだろう。

 実は私には、果たしたいと密かに願っている大役がある。それは夫である院長の葬儀の喪主を務めることだ。縁起でもない話かもしれないが、私が後に残り、地域医療を支えてきた夫をこの地でしっかり見送りたい。医院を継いでもらうにせよ、閉院するにせよ、膨大な量の書類・手続きが必要だろう。スタッフが路頭に迷わないようにもしないといけない。それらを片づけることを、開業医の妻としての私の役割にさせてほしいと思うのだ。

 ただ、私が先に逝ってしまう可能性もないわけではない。もし夫が後に残ったら……。考えただけでも恐ろしい。月々の関係各所への支払い、給料の振り込みなどは誰がやるのだろう。

連載の紹介

はりきり院長夫人の“七転び八起き”
開業21年目の無床診療所で、院長である夫を支える。持ち前のバイタリティーと患者目線のきめ細かな気配りで、医院の活性化に日々努めている。(このブログは、医療と介護の経営情報誌「日経ヘルスケア」で連載されている同名の人気コラムの転載です)

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