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5年間お世話になりました。「勤務医よ、闘え!」最終回です。

2011/11/28

 2006年8月頃、日経メディカル オンライン編集部の担当者から「ブログを書いてみないか」とお誘いを受けた私は、「医療崩壊を阻止し、再生のために地域医療の現場から情報を発信できる良いチャンス」と考えて、そのお話をお受けしました。それから早いもので、もう5年が経過しました。

 「本田宏の『勤務医よ、闘え!』」という勇ましい題名にしていただいて、初めてアップされた原稿が、2006年9月20日の「パイロットを断念して弘前大医学部へ」でした。それから5年の歳月を経て、前回の「『日本の論点』で医師不足の背景を解説しました」では連載回数が182回を数え、まさに「ちりも積もれば山となる」という諺を体感できました。

 この5年間、日本の医師不足医療費問題、さらにコメディカル増や医学教育等について幅広く取り上げてきましたが、残念ながらその間も、医師不足による病院や診療科の閉鎖は増加の一途を辿るばかり。病院の経営状態も目に見えた改善がないために、勤務医の労働環境も一向に改善しませんでした。しかし一方では、私から見れば「焼け石に水」ではあるものの、遅ればせながら政府もようやく医師不足の実態を認め、医師増員の方向性が打ち出されたことは喜ばしい変化と感じています。

著者プロフィール

本田宏(済生会栗橋病院院長補佐)●ほんだ ひろし氏。1979年弘前大卒後、同大学第1外科。東京女子医大腎臓病総合医療センター外科を経て、89年済生会栗橋病院(埼玉県)外科部長、01年同院副院長。11年7月より現職。

連載の紹介

本田宏の「勤務医よ、闘え!」
深刻化する医師不足、疲弊する勤務医、増大する医療ニーズ—。医療の現場をよく知らない人々が医療政策を決めていいのか?医療再建のため、最前線の勤務医自らが考え、声を上げていく上での情報共有の場を作ります。

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