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11月20日東京開催のドクターズ・ウォークにご参加を!

2011/06/27

 今回の震災後、DMAT(災害派遣医療チーム)やJMAT(日本医師会災害医療チーム)、加えて日赤や私の所属する済生会等の病院団体、学会、さらに数多くの個人の医療者が、現地の医療を支える頼もしい動きが見られました。

 私の勤務する済生会栗橋病院(埼玉県久喜市)も、埼玉県加須市が福島県からの避難者の受け入れを決定したことに伴い、避難者の方々の入院や治療を受け入れて後方支援に務めています。
 
 さて震災から3カ月半が経過し、長期的な視野での今後の復興が話題に上るようになりました。忘れてならないのは、今まで緊急医療支援を受けていた被災地の多くが、実は震災前から医師不足による医療崩壊が問題になっていた地域だったということです。そして、震災被害を受けなかった日本の他の地域においても、決して医療崩壊が改善したわけではないということです。

 今こそ、被災地はもちろん、日本全体の医療・福祉のために、国民皆保険を守るためのアピールや診療報酬の増額の要求が必要です。この機会を逃せば、目前に迫った超高齢化社会に対応することは不可能です。

 その意味で、2012年度の医療・介護報酬の同時改定は極めて重要です。2009年総選挙での民主党マニフェストでは、医療再生のために1兆2000億円程度の緊急予算が謳われていましたが、現実は診療報酬0.19%増に終わり、医療再生にはほど遠い結果でした。

 そこで今回、私は、全国医師ユニオンが呼びかけ、個人の医師・歯科医師が作る実行委員会によって企画される「ドクターズ・デモンストレーション2011 ~震災復興・医療再生ドクターズ・ウォーク~」に、呼びかけ人の1人として参加することにしました。

著者プロフィール

本田宏(済生会栗橋病院院長補佐)●ほんだ ひろし氏。1979年弘前大卒後、同大学第1外科。東京女子医大腎臓病総合医療センター外科を経て、89年済生会栗橋病院(埼玉県)外科部長、01年同院副院長。11年7月より現職。

連載の紹介

本田宏の「勤務医よ、闘え!」
深刻化する医師不足、疲弊する勤務医、増大する医療ニーズ—。医療の現場をよく知らない人々が医療政策を決めていいのか?医療再建のため、最前線の勤務医自らが考え、声を上げていく上での情報共有の場を作ります。

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