
フォーラム会場にはたくさんの参加者が訪れました。
これまでなかった勤務医と病院の大きな連帯を作ろう、全医療人の声を結集していこう、という志の下、「医療再生フォーラム21」の第1回シンポジウムが、9月19日午後1時半から東京・秋葉原で開催されました。
今回のフォーラムは、「政権交代が成った後も、医療再生に向けた大きな動きはなく、このままでは医療崩壊は止まらない」という危機感から、約半年前から、全国医師連盟の黒川衛氏、全国医師ユニオンの植山直人氏と私の3人が発起人として計画してきたものです。
詳細はUstreamに保存し、閲覧できるようになっていますので、ぜひご覧いただきたいのですが(http://iryousaisei.jp/)、以下に今回の会の概要と私の感想を報告します。
会は黒川氏の挨拶で始まり、私が代表発起人として、日本の医療崩壊の深層には、明治時代に渋沢栄一氏が指摘した「官尊民卑」体質と経済界の経済道徳合一精神の欠如があること、さらに、戦後の日本では患者の権利や医療の質を守るという観点からの法整備がなされなかったことが、大きな影を投げかけていることをお話ししました。
続いて、当日フォーラムに参加することができなかった全日本病院協会の西澤寛俊氏、日本病院会の堺常雄氏、国立がん研究センターの嘉山孝正氏からのビデオメッセージが流れ、全国自治体病院協議会の邊見公雄氏のメッセージが黒川氏によって代読されました。