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医療界に真のリーダーは存在するのか

2008/12/02

 『ロハス・メディカル』の12月号に掲載された、民主党参議院議員の鈴木寛氏の連載コラム「すずかんの医療改革の今を知る」を読みました。『ロハス・メディカル』は、「患者と医師をつなぐ院内フリーマガジン」として、主に首都圏の基幹病院に配布されている月刊誌です(毎月20日発行)。

 今月の「すずかんの…」のタイトルは、「公立病院閉鎖が現実に 診療報酬改善の前提は医療側の自立と自治」。その中で鈴木氏は、公立病院閉鎖問題の根底には病院の収入源である診療報酬が十分でないという問題があること、しかしそれを鈴木氏が訴えても、患者さんからの賛同は得られるものの、健康な市民からの反応が芳しくないことなどがつづられています。そうした一般市民の態度の背後には、「医者はいい思いをしている」という意識が今なお強いことがあり、医療費確保に国民の理解を得るためには、医療界が信頼と尊敬を取り戻す努力をすることが重要だ、と訴えています。

 全文はロハス・メディカルでご覧いただくこととして(ホームページで注文可:1冊200円)、私は鈴木氏が「医療界のリーダーシップに期待します。もちろんわれわれもがんばります」と締めくくっている部分に目が留まりました。

 低医療費と医師不足を招いた愚策の結果、全国でドミノ倒しのように広がっている医療崩壊。その現状に、果たして現在の医療界のリーダーと目される方々はどのように対応しようとしているのでしょうか?

 そこで私の頭に浮かんだのは、古代ローマの指導者、カエサルです。

著者プロフィール

本田宏(済生会栗橋病院院長補佐)●ほんだ ひろし氏。1979年弘前大卒後、同大学第1外科。東京女子医大腎臓病総合医療センター外科を経て、89年済生会栗橋病院(埼玉県)外科部長、01年同院副院長。11年7月より現職。

連載の紹介

本田宏の「勤務医よ、闘え!」
深刻化する医師不足、疲弊する勤務医、増大する医療ニーズ—。医療の現場をよく知らない人々が医療政策を決めていいのか?医療再建のため、最前線の勤務医自らが考え、声を上げていく上での情報共有の場を作ります。

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