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VOTE FOR CHANGE―オバマ新大統領の医療改革案を読む

2008/11/06

 ついに米国では、民主党のバラク・オバマ氏が黒人初の大統領として選出されました。米国人でなくても、この選挙結果が今後の世界に大きな影響を与えるだろう、という感慨を抱いたのではないでしょうか。

 タイミング良く、私の医療制度研究会の友人の井上雅博氏から、大変興味深いブログを紹介されました。「研麻抄」というブログの「オバマ候補の医療制度改革」という記事で、出典はNEJM誌2008年10月9日号掲載のオバマ氏自身による寄稿「Modern Health Care for All Americans」のようです。

 全文は当該ブログをご覧いただくとして、私が特に印象に残った部分を引用し、日本との比較から今後を探ってみたいと思います。

「Modern Health Care for All Americans/Barack Obama」

 医師およびその他の医療従事者は、他を圧倒するほど長時間働き、比類なき優れた能力を有している。しかし、彼らの正当な医学的判断が、現在の医療制度の中では往々にして正しく反映されてはいない。全ての米国民が、良質な医療を妥当な費用で受けられるようにしなければならない。医療改革で強調すべきは、疾病の予防、医療過誤および医療過誤紛争発生件数の減少、そして医療が正当に報われるようにすることである。

著者プロフィール

本田宏(済生会栗橋病院院長補佐)●ほんだ ひろし氏。1979年弘前大卒後、同大学第1外科。東京女子医大腎臓病総合医療センター外科を経て、89年済生会栗橋病院(埼玉県)外科部長、01年同院副院長。11年7月より現職。

連載の紹介

本田宏の「勤務医よ、闘え!」
深刻化する医師不足、疲弊する勤務医、増大する医療ニーズ—。医療の現場をよく知らない人々が医療政策を決めていいのか?医療再建のため、最前線の勤務医自らが考え、声を上げていく上での情報共有の場を作ります。

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