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厚労省の「霞が関埋蔵金」を医療費に回せ!

2008/09/08

「霞が関埋蔵金」の存在を世に知らしめた高橋洋一氏。

 故高岡善人先生が病床で絶賛した著書『さらば財務省』の著者で、東洋大学経済学部教授の高橋洋一氏をお迎えして、第50回の医療制度研究会講演会が8月30日に開催されました。今、「霞が関埋蔵金」をめぐって話題の人ですので、当日会場は熱気に包まれました。

 東大理学部数学科を卒業され、年金の数理計算、金融工学を専門とされる高橋氏は、1980年に大蔵省(現財務省)に入省、98年から米国プリンストン大学に留学され、現在の連邦準備制度理事会(FRB)のベン・バーナンキ議長の下で学ばれたそうです。 そんな高橋氏ですが、「私は大蔵省に入省し、一生懸命仕事をしていたが、いつの間にか役所から疎まれるようになってしまった」そうです。

 高橋氏は、「日本の役所は、1回入ったら80歳くらいまで面倒を見てくれる、役人にとっては天国みたいなところだけれども、そのために天下り法人を作って税金の無駄遣いをしているのが実態。今日お話しする霞が関埋蔵金は、まさにその原資となっている。つまり、天下りと埋蔵金は根っこが一緒。私は、埋蔵金を他の分野に使うのは大賛成。また、私が委員を務めた経済財政諮問会議医療費抑制の張本人、悪者と誤解されているようなので、そのあたりにも触れたい」と前置きされて、本題に入りました。

 講演の詳細は後日、医療制度研究会のホームページに掲載される予定ですが、ここでは私が注目したポイントをまとめたいと思います。

著者プロフィール

本田宏(済生会栗橋病院院長補佐)●ほんだ ひろし氏。1979年弘前大卒後、同大学第1外科。東京女子医大腎臓病総合医療センター外科を経て、89年済生会栗橋病院(埼玉県)外科部長、01年同院副院長。11年7月より現職。

連載の紹介

本田宏の「勤務医よ、闘え!」
深刻化する医師不足、疲弊する勤務医、増大する医療ニーズ—。医療の現場をよく知らない人々が医療政策を決めていいのか?医療再建のため、最前線の勤務医自らが考え、声を上げていく上での情報共有の場を作ります。

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