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0.38%の診療報酬アップでは“焼け石に水”

2008/01/10

 明けましておめでとうございます。昨年はテレビ出演や新聞の取材以外に、北は北海道から南は沖縄まで、なんと計90回も講演にお呼びいただきました。これこそが全国各地で医療が崩壊しているという明白な証拠だと思います。しかし私自身はかなり疲労困ぱい、年末年始に取れた休みも、それを解消するまでに至りませんでした。

 しかし今年も諦めずに、このブログや全国での講演、テレビやラジオなど、あらゆる場で「日本の医療費は増加させるのが当然、いや増加させなければ医療崩壊を阻止することは不可能だ」と繰り返し主張していきます。

 私は、今年は日本の医療崩壊がこのまま加速するか、それにブレーキをかけることができるのか、正念場になると思います。急速に進む高齢化社会を迎え、医師増員のみでなく医療費増の必要性も訴えて医療崩壊を食い止めるのは、私たち医療者に与えられた社会的責任です。「真実は現場にある!」―― 今年も現場からデータに基づいた情報発信に努めたいと思います、皆様の応援よろしくお願いいたします。

著者プロフィール

本田宏(済生会栗橋病院院長補佐)●ほんだ ひろし氏。1979年弘前大卒後、同大学第1外科。東京女子医大腎臓病総合医療センター外科を経て、89年済生会栗橋病院(埼玉県)外科部長、01年同院副院長。11年7月より現職。

連載の紹介

本田宏の「勤務医よ、闘え!」
深刻化する医師不足、疲弊する勤務医、増大する医療ニーズ—。医療の現場をよく知らない人々が医療政策を決めていいのか?医療再建のため、最前線の勤務医自らが考え、声を上げていく上での情報共有の場を作ります。

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