
産科医療の継続と将来に対する不安を訴える若い母
「私は地元の産科がなくならないように署名活動をしてきました。でも、ついに産科がなくなってしまったのです。この子が将来、安心してこの地域で子供を産むことはできないのでしょうか」――乳飲み子を抱っこした母親が涙ながらに訴えました。
12月8日に信州大学の旭総合研究棟9階大会議室で行われた「医師を増やし、地域医療を守ろう! 12・8 県民のつどい」の終了間際に、フロアから立ち上がった一般参加者の発言でした。
今回の講演も、先日の札幌での講演(12.3 「医療者と道民のつどい――札幌で盛り上がりました」)と同様、民医連の医師勉強会の目的で講演の依頼をいただいたのですが、私が「せっかくお邪魔するなら、地域の医療関係者、一般の方、行政、政治家、メディアに声を掛けてもらえませんか」とお願いしたところ、それに見事に応えていただいて成立した講演会でした。今回のつどいの呼び掛け人は165人(11月27日時点)、うち長野県内の病院長や医学部教授が70人超でした。詳しくはぜひホームページ(こちら)でご覧ください。