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天下の長野モデルまでが崩壊の危機!

2007/12/25

産科医療の継続と将来に対する不安を訴える若い母

 「私は地元の産科がなくならないように署名活動をしてきました。でも、ついに産科がなくなってしまったのです。この子が将来、安心してこの地域で子供を産むことはできないのでしょうか」――乳飲み子を抱っこした母親が涙ながらに訴えました。

 12月8日に信州大学の旭総合研究棟9階大会議室で行われた「医師を増やし、地域医療を守ろう! 12・8 県民のつどい」の終了間際に、フロアから立ち上がった一般参加者の発言でした。

 今回の講演も、先日の札幌での講演(12.3 「医療者と道民のつどい――札幌で盛り上がりました」)と同様、民医連の医師勉強会の目的で講演の依頼をいただいたのですが、私が「せっかくお邪魔するなら、地域の医療関係者、一般の方、行政、政治家、メディアに声を掛けてもらえませんか」とお願いしたところ、それに見事に応えていただいて成立した講演会でした。今回のつどいの呼び掛け人は165人(11月27日時点)、うち長野県内の病院長や医学部教授が70人超でした。詳しくはぜひホームページ(こちら)でご覧ください。

著者プロフィール

本田宏(済生会栗橋病院院長補佐)●ほんだ ひろし氏。1979年弘前大卒後、同大学第1外科。東京女子医大腎臓病総合医療センター外科を経て、89年済生会栗橋病院(埼玉県)外科部長、01年同院副院長。11年7月より現職。

連載の紹介

本田宏の「勤務医よ、闘え!」
深刻化する医師不足、疲弊する勤務医、増大する医療ニーズ—。医療の現場をよく知らない人々が医療政策を決めていいのか?医療再建のため、最前線の勤務医自らが考え、声を上げていく上での情報共有の場を作ります。

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