
マイケル・ムーア監督の最新作「シッコ」のキャッチコピーは「テロより怖い、医療問題」が8月25日から公開されました。前回紹介した「良医を育てる」という米国の医療現場も、市場原理の大波にもまれて、多くの問題を抱えていることは皆さんもご存知の通りです。そのような中、吉田太郎著の「世界がキューバ医療を手本にするわけ」(築地書館)という衝撃的な本と出会いました。
日本と政治・社会体制すべてが異なるキューバの医療制度が参考になるのか、今度は米国に続いてキューバの話か、というご批判は覚悟の上で、紹介したいと思います。
同書の帯には;
マイケル・ムーアも注目!
乳幼児死亡率は米国以下、平均寿命は先進国並み。
がん治療から心臓移植まで医療費はタダ。
大都市の下町から過疎地まで、全国土を網羅する予防医療。
世界のどこにもないワクチンを作りだす高度先端技術。
世界保健機構WHOも太鼓判をおす医療大国キューバが浮き彫りにする、
曲がり角に立つ日本の医療制度の方向性。