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研修医、売り手市場の現場

2007/06/20

 今回は、前回までのため息が出るような米国の医師研修制度から、国内の現実に戻ります。

 5月のある日曜日、パシフィコ横浜の展示ホールで、民間医局が主催するレジナビフェア for RESIDENT「研修医のための後期研修合同セミナー」が開催されました。私が勤務する済生会栗橋病院も、1人でも後期研修医をリクルートしようと、私と事務方2人の計3人で参加しました。初期研修生を対象にした集まりも含めて、済生会栗橋病院がこのようなセミナーに参加するのは今回が初めてでした。

 「ぜひ自分の病院に後期研修医に来てほしい」との願いで、全国から77施設が参加しました。その中には大学病院はもちろん、自治体病院や公的病院、そして有名私立病院などが顔を揃えていました。さらに、「ぜひ自分の県に若手医師を!」と、医師不足に喘ぐ全国各地の行政担当者も参加していました。まさに現在の日本の医師不足の縮図を見る思いでした。

著者プロフィール

本田宏(済生会栗橋病院院長補佐)●ほんだ ひろし氏。1979年弘前大卒後、同大学第1外科。東京女子医大腎臓病総合医療センター外科を経て、89年済生会栗橋病院(埼玉県)外科部長、01年同院副院長。11年7月より現職。

連載の紹介

本田宏の「勤務医よ、闘え!」
深刻化する医師不足、疲弊する勤務医、増大する医療ニーズ—。医療の現場をよく知らない人々が医療政策を決めていいのか?医療再建のため、最前線の勤務医自らが考え、声を上げていく上での情報共有の場を作ります。

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