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団塊の世代の高齢化で「♪よ~く考えよう~♪」

2006/11/27

 これまでも触れてきましたが、政府は財政赤字と高齢化社会を迎えるに当たって、医療費抑制の一環としてベッド数削減をもくろんでいます。しかし一方では、近い将来に予測される団塊の世代の高齢化によって、医療機関の入院や医療需要が爆発的に増大することも懸念されています。

 図1は、医療制度研究会代表理事で、済生会宇都宮病院(宇都宮市)院長の中澤堅治氏から提供を受けた、同院の年間の延べ入院患者数と年齢の関係を見たグラフです。済生会宇都宮病院は栃木県を代表する急性期の基幹病院ですが、この図から、出産時と70歳をピークにした高齢者に入院需要が大きい現実が読み取れます。ただし少し注意して見ると、日本の人口構成の特徴である団塊の世代とその子供の世代にも小さな山が出来ていることが分かります。

著者プロフィール

本田宏(済生会栗橋病院院長補佐)●ほんだ ひろし氏。1979年弘前大卒後、同大学第1外科。東京女子医大腎臓病総合医療センター外科を経て、89年済生会栗橋病院(埼玉県)外科部長、01年同院副院長。11年7月より現職。

連載の紹介

本田宏の「勤務医よ、闘え!」
深刻化する医師不足、疲弊する勤務医、増大する医療ニーズ—。医療の現場をよく知らない人々が医療政策を決めていいのか?医療再建のため、最前線の勤務医自らが考え、声を上げていく上での情報共有の場を作ります。

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