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医療費亡国論は保険局長の“私の考え方”

2006/10/03

 9月30日は、茨城県市郡医師会長連絡協議会で「崩壊する日本の医療 ― 勤務医・開業医は一致団結できるか ― 」という演題で医療制度の話をさせていただきました。その中で「医療費亡国論」について触れたところ、ここでも「初めて聞いた」という方がほとんどでした。

 よく勤務医と開業医は、医療政策に関して主張が大きく異なると言われています。しかし日本の医療崩壊の根本原因は、とにかく医療費削減にあるのだという共通認識を持ち、それぞれの立場について理解を深めることができれば、勤務医と開業医が一致団結して行動することは十分可能であると感じました。

 さて前回のブログでは、日本の医師数設定が初めから必要最低限であったこと、そして経済の足を引っ張らないように抑制されてきたことを説明しました。今回はその「医療費亡国論」を主張した論文について、詳しく触れたいと思います。

著者プロフィール

本田宏(済生会栗橋病院院長補佐)●ほんだ ひろし氏。1979年弘前大卒後、同大学第1外科。東京女子医大腎臓病総合医療センター外科を経て、89年済生会栗橋病院(埼玉県)外科部長、01年同院副院長。11年7月より現職。

連載の紹介

本田宏の「勤務医よ、闘え!」
深刻化する医師不足、疲弊する勤務医、増大する医療ニーズ—。医療の現場をよく知らない人々が医療政策を決めていいのか?医療再建のため、最前線の勤務医自らが考え、声を上げていく上での情報共有の場を作ります。

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