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わきが、耳垢、耳掻き、膝枕……

2007/03/09

今回は院長・飛岡隆のアラスカ紀行の写真。これは夏季に運行されるアラスカ鉄道の旅客列車。アンカレッジから北のデナリ国立公園を経てフェアバンクスへ向かう列車と、南のスワード行きが1日各1本ある。

 今日は、ちょっと軽めの話題を、日経メディカル オンラインの品位を落とさない程度に。

 「わきが」は体臭の一つである。アポクリン腺から分泌される「汗」に含まれる脂質・タンパク質が、体表面の雑菌によって分解され、ニオイの原因になる。脂質・タンパク質の成分は個人差が大きいので、ニオイも個人差が大きい。

 別の言い方をすると、アポクリン腺は、ニオイを発するためにある汗腺で、つまりフェロモンを発するための汗腺と考えられている。だから個人差が大きくて当たり前なのである。

 「耳垢」には「粉耳」(コナミミ:カサカサしている)、「飴耳」(アメミミ:ねっとりしている)があり、アポクリン腺が多い人に飴耳が多く、わきがが強いとされている。この飴耳の割合は、白人が90%以上、黒人が99.5%とされるのに対し、日本人は約16%だといわれている。飴耳は優性遺伝、粉耳は劣性遺伝するようだ。ちなみに、私は飴耳である。

 この耳垢を掃除するのに使われるのが「耳掻き」である。耳掻きの材質は、竹、柘植、プラスチック、金、銀、チタン、ステンレス、象牙、鼈甲、クジラ、角など多彩である。形状も、へら型、円盤型、コイル型、ループ型と様々なものが考案されている。中には、ファイバースコープで自分の耳の中を見ながら掃除をするものまである。ネットでいろいろ調べてみると面白いであろう。

著者プロフィール

飛岡宏(飛岡内科医院副院長)●ひおか ひろし氏。1980年川崎医大卒後、岡山大第2内科入局。岡山労災病院、新居浜十全病院、岡山市立市民病院を経て、90年9月より飛岡内科を継承開業、副院長として現在に至る。

連載の紹介

飛岡宏の「開業医身辺雑記」
「コンピューターと医療の世界を結び付ける」ことをライフワークとする飛岡氏。日々の診療を通じて感じる開業医の喜びや悩み、実感する現代医療の問題点などを、肩の凝らないエッセイ風につづります。

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