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日本語が変わってきている

2006/10/04

岡山電気軌道を走る超低床式路面電車「MOMO」。ドイツ製のシャーシに、水戸岡鋭治さんデザインの車体が載っている。2001年に導入され、50年間使用する予定で、今年6月に第1回目の車両点検を受けた。

 ブログを書いていながら、こんなことを言うのも変な話であるが、最近の日本語は変わってきたな、とつくづく思う。

 昔の日本語は縦書きで、本などはページを右にめくっていく「右開き」がほとんどだった。横書きする場合も、右から左に書いていた(アラビア語は、今でも右から左に書いている)。現在の日本語は、横書きが増え、書く方向は左から右、本は「左開き」で、開くと左ページから始まる。本や雑誌の綴じ方が昔とは逆になっている。

 紙カルテを書くときには、横文字を使うことが多く、現在の書き方が便利である。また、縦書き日本語を使うのであれば「B5」サイズの用紙でよかったが、横書きになってから、いつの間にか「A4」サイズの用紙を使うようになっている。

 最近の若者は「ゆとり教育」のおかげか「できる者」と「できない者」の格差が大きい。むずかしい漢字を書くと「読めない」「知らない」の連続になり、コミュニケーションが成り立たないと聞く。このブログに関しては、医学的な内容も多数あるので、むずかしい言葉も使えるが、読み味をよくするために、「ひらがな」を使うように心がけている。というのも、私自身、パソコン通信でメール文化に触れるようになってから、メールは行単位で読み、文字列は1つのブロックとして読むようになった。この結果、漢字が多くなると読みにくくなることを経験したからである。

 上記の文を一般的な日本語で書くと、こうなる。

 最近の若者はゆとり教育のお陰か、出来る者と出来ない者の格差が大きい。難しい漢字を書くと読めない、知らないの連続になり、コミュニケーションが成り立たないと聞く。このブログに関しては、医学的な内容も多数あるので、難しい言葉も使えるが、読み味を良くする為に、平仮名を使うように心掛けている。と言うのも、私自身パソコン通信でメール文化に触れる様になってから、メールは行単位で読み、文字列は1つのブロックとして読む様になった。この結果、漢字が多くなると読み難く成る事を経験したからである。

となる。同じ内容であるが、漢字を多く使うことで「」などの余計な記号を使わなくて済み、22文字短くなっている。しかし、パソコンの画面で読むときには、ひらがなが多い方が読みやすいと思っている。可能であれば、縦書きにして読んでみると、読み味は大きく変化することが認識してもらえることと思う。

著者プロフィール

飛岡宏(飛岡内科医院副院長)●ひおか ひろし氏。1980年川崎医大卒後、岡山大第2内科入局。岡山労災病院、新居浜十全病院、岡山市立市民病院を経て、90年9月より飛岡内科を継承開業、副院長として現在に至る。

連載の紹介

飛岡宏の「開業医身辺雑記」
「コンピューターと医療の世界を結び付ける」ことをライフワークとする飛岡氏。日々の診療を通じて感じる開業医の喜びや悩み、実感する現代医療の問題点などを、肩の凝らないエッセイ風につづります。

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