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開業予定の先生へ、経営の基本のキー

2006/06/15

梅雨の季節の花、ガクアジサイ。よく目にする球状のアジサイはセイヨウアジサイで、これは日本原産のガクアジサイを品種改良したもの。

 今回は、開業を予定されている病院の先生方に、“先輩”として少しアドバイスをさせていただこうと思う。面白みは少ないが、診療所の経営の基本を知ることで、過剰な設備投資をしなくても済むようにしてほしいと願っている。

 経理の基本は収入・支出の把握である。診療所の収入の殆どは社会保険診療収入であり、税務署は100%これを把握している。そして、支出は勘定科目に仕分けして記帳することを原則としている。難しいのは「支出がどの勘定科目に相当するか?」であるが、数カ月間記帳してみれば理解できる内容である。

◆収 入
 1 保険診療収入
 2 自由診療収入
 3 雑収入

◆支 出
 1 材料費(医薬品等)
 2 給 与
 3 水道光熱費
 4 外注費
 5 消耗品費
 6 減価償却費
 7 広告宣伝費
 8 旅費交通費
 9 接待交際費
 10 租税公課
 11 福利厚生費
 12 支払利息
 13 その他(雑費)

 収入と支出が確定すれば、税引前利益、課税所得、純利益が算出される。この計算も算数レベルなので難しいことではない。

 税引前利益=(収入合計)-(支出合計)
 課税所得=(税引前利益)-(所得控除)
 純利益=(税引前利益)-(課税所得より算出された税金:所得税・地方税)

著者プロフィール

飛岡宏(飛岡内科医院副院長)●ひおか ひろし氏。1980年川崎医大卒後、岡山大第2内科入局。岡山労災病院、新居浜十全病院、岡山市立市民病院を経て、90年9月より飛岡内科を継承開業、副院長として現在に至る。

連載の紹介

飛岡宏の「開業医身辺雑記」
「コンピューターと医療の世界を結び付ける」ことをライフワークとする飛岡氏。日々の診療を通じて感じる開業医の喜びや悩み、実感する現代医療の問題点などを、肩の凝らないエッセイ風につづります。

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