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在宅療養支援診療所の手続きの実際

2006/04/28

飛岡内科の向かい側にある「深柢保育園」の鯉のぼり。園長のこだわりで、町の中心地ながら、この季節には毎年泳いでいる。

 前回、在宅療養支援診療所には、「患者が希望すれば、診療所が在宅末期医療を提供して、総医療費抑制に協力して欲しい」という国の意向があることを説明した。しかし、当然ながら、急速な改革であるため、地域間格差等に対する十分な配慮がなされる余裕はなかった。格差を踏まえた上で、制度改革を実現するために医療保険を県単位に一本化する方向で調整が進んでいるように見える。しかし、県単位では格差が大きいため、最終的には道州制を導入することで妥協するのかも知れない。

 少なくとも、日本全体、金太郎飴状態で「全国一律に均一な医療が受けられる時代」が終焉し、地域による格差が当たり前の時代になりそうである。これは「郵政民営化」の話と似ているが、郵政民営化の結論はまだ出ていない。しかし、郵便局の行っていた簡易保険・郵便貯金は消滅し、そのお金は他の方向へ向かっているようだ。

 そういった話の詳細は後段に述べるとして、この4月に飛岡内科が、在宅療養支援診療所になるに当たっての具体的な手続きを説明しよう。今回、届出書類として下記の3つを提出した。

1)様式 11 の1:在宅療養支援診療所の施設基準に係る届出書添付書類
2)様式 17:在宅時医学総合管理料の施設基準に係る届出書添付書類
3)様式 18 :在宅末期医療総合診療料係る届出書添付書類

 これらの様式を取りまとめたものが日医のホームページに「平成18年度診療報酬改定の情報」として、会員領域に掲載されている。

著者プロフィール

飛岡宏(飛岡内科医院副院長)●ひおか ひろし氏。1980年川崎医大卒後、岡山大第2内科入局。岡山労災病院、新居浜十全病院、岡山市立市民病院を経て、90年9月より飛岡内科を継承開業、副院長として現在に至る。

連載の紹介

飛岡宏の「開業医身辺雑記」
「コンピューターと医療の世界を結び付ける」ことをライフワークとする飛岡氏。日々の診療を通じて感じる開業医の喜びや悩み、実感する現代医療の問題点などを、肩の凝らないエッセイ風につづります。

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