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歯車に徹してこそのブランド診療所

2006/04/19

少し季節はずれになったが、日本三大名園の一つ、岡山の「後楽園」の桜をお見せしよう。今年の開花は早いといわれていたが、例年通りだった。

 前回は、診療所の継続にはブランド力を高める必要があるという考えを披露した。では、飛岡内科のブランド力は?と聞かれると「お寒い限り」としか言いようがない。15年も継承開業が続いているので、地域から嫌われていないとは思うが、これも院長(父)のお蔭であるかも知れない。自分が本当に地域から必要とされているのかを検証する方法はないし、仮にあったとしたら、その結果を知るのは怖い。しかし、そんな恐怖心を味わえるのも経営者の醍醐味ではある。

 もっとも、将来、「診療所評価機構」ができて、診療所のブランドを評価する時代が来たとしても、私はそんな評価のための審査は受けたくない。なぜなら、学生時代からサボり常習者であり、手抜きの名人と自覚しているからだ。とはいえ、私なりにブランド診療所を目指してはいるのだが。以下に持論を述べよう。

 2006年4月に在宅療養支援診療所という概念が呈示された。在宅療養支援診療所になることが、診療所の機能を評価する1つであるので、施設基準に係る届出書類を紹介する。

1)在宅医療に係る施設基準の届出の有無
・在宅時医学総合管理料に係る施設基準の届出の有無
・在宅末期医療総合診療料に係る施設基準の届出の有無
2)当該診療所の担当者名
・担当医
・看護職員
3)24時間対応体制に係る事項
・患者からの連絡を直接受ける体制
・往診体制
・緊急訪問看護体制
4)保険医療サービス及び福祉サービスとの連携担当者
5)連携保険医療機関
・診療所
・訪問看護事業所
6)緊急時の入院体制
 

著者プロフィール

飛岡宏(飛岡内科医院副院長)●ひおか ひろし氏。1980年川崎医大卒後、岡山大第2内科入局。岡山労災病院、新居浜十全病院、岡山市立市民病院を経て、90年9月より飛岡内科を継承開業、副院長として現在に至る。

連載の紹介

飛岡宏の「開業医身辺雑記」
「コンピューターと医療の世界を結び付ける」ことをライフワークとする飛岡氏。日々の診療を通じて感じる開業医の喜びや悩み、実感する現代医療の問題点などを、肩の凝らないエッセイ風につづります。

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