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入院患者を持たない後ろめたさとの葛藤

2011/07/04
引地悠

 女性医師が、出産後、産休や育休から復職するとき、「入院患者を受け持つかどうか」という点について悩む方が、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 特に、内科の勤務医にとって、「入院診療」というのは非常にやりがいがあり、治療の醍醐味を味わえる場でもあります。中でも、卒後間もない若手医師は、どれほど重症患者を診ることができるかどうかによって指導医からの評価も変わります。私も、研修医の頃から「内科医は、入院患者を診てなんぼのもんだ」と思っていました。

 そのため、私が、産休に入る前に描いていた青写真は、「復職後は、入院患者も、外来患者も、どちらも診る」というものでした。自分は外来だけ担当して、入院となれば他の先生にお願いする、というのは、あまりにも虫のいい話に感じられたのです。

著者プロフィール

引地 悠●ひきち はるか氏。2004年宮崎大卒後、洛和会音羽病院(京都市)にて初期研修2年、後期研修1年。07年4月中通総合病院(秋田市)総合内科で後期研修。09年1月に第1子を出産し、10年1月に復職。

連載の紹介

引地悠の「仕事と育児のベストバランスを求めて」
「結婚して子供を産んでも、臨床や研究の第一線から退きたくない」と考えていた引地氏。2009年1月に第1子を出産し、育児休業を1年間取得後、2010年1月に復職しました。新米ママ女医として盛りだくさんの日常をつづります。

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