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悩める医療管理職は『魁!!男塾』を思い出せ!

2022/02/09
裴 英洙(ハイズ)

 『魁!!男塾』という伝説の漫画がある。

 40~50歳代の男性医師の中には、このタイトルを耳にするとキュンとする方も多いのではないだろうか?

 漫画家・宮下あきら氏による作品で、週刊少年ジャンプ(集英社)に1985年から1991年まで掲載された。これを原作にしたテレビアニメや実写映画も制作され、続編やスピンオフも多数、累計発行部数は2700万部を超える漫画界の金字塔だ。

 舞台は、札付きの不良少年たちに対して過酷なスパルタ教育を行う全寮制の私塾。一年生、二年生、三年生(男塾では〇号生と呼ぶ)の厳しい組織内階層の中、主人公を中心とした男塾一号生のメンバーが、理不尽な教官や上級生らの強烈なしごきに耐えて修羅場を乗り越え、さらには外の世界の強いライバルたちとの闘いを仲間との友情、能力、知恵、人情、そして気合で突破していく痛快無比の物語である。

 筆者はこの漫画を定期的に読み返しているが、少年時代を思い出しノスタルジックな気持ちに浸りたいために貴重な日経メディカル Onlineの誌面を割くわけではない。医療機関におけるマネジメントを考える際のヒントがこの男塾に多く詰まっており、悩める医療管理職にとって大いに参考になると思うからだ。

 ということで今回は、大真面目に下記の3つのマネジメント視点から男塾を分析してみよう。

著者プロフィール

裴 英洙(ハイズ(株)代表取締役社長)●はい えいしゅ氏。1972年生まれ。金沢大学大学院医学研究科修了。外科医・病理医として勤務後、MBAを取得し2009年に起業。医業経営コンサルタントの仕事の傍ら、再建先で臨床医として医療現場に携わる。

連載の紹介

裴 英洙の「今のままでいいんですか?」
医療機関の経営問題を解決しないと、医師が意欲を持って働けない—。そんな危機感からMBAを取得し、コンサルティング会社を設立した異色キャリアの医師。これまでの経営支援の経験から、病医院で見過ごされがちな問題やエピソードを語ります。
裴英洙氏による書き下ろし!
『医療職が部下を持ったら読む本』
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 本書は、診療科長、看護師長といった病院の中間管理職や、診療所の院長など「部下を持ったばかりの医療職」に求められる経営・マネジメントの基本スキルをまとめました。「カリスマ医師に経営陣が強く言えない病院」や「医療部門と事務部門に壁がある組織」など、医療現場ならではの20の事例を題材にしており、実践的な知識が身に付きます。
(裴英洙著、日経ヘルスケア編、日経BP社、2400円税別)

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