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「筋肉医師、求む!」札幌の病院の狙い撃ち採用

2019/09/30
裴 英洙

 また医療界に一石を投じてしまった……。

 筋肉好き医師の大採用プロジェクト! 名付けて「筋肉採用」である。

 日本には8500ほどの病院がある。ブランド病院ではないものの、素晴らしい医療を提供し、地域に貢献している中小病院は多い。しかし悩ましいことに、医療貢献度は高いのに知名度がそこそこで、医師確保に苦労している病院は少なくない。私は仕事柄、地方で素晴らしい医療を提供しているのにもかかわらず、医師がなかなか集まらない病院の苦労を多く目にしてきた。「せっかく良いものを持っているのにもったいない!」といつも思っている。

 医師偏在・医師不足のご時世、どの病院も医師は喉から手が出るほどほしい。医師が足りない中小病院では、スーパードクターやカリスマドクターを求めているわけではなく、ごく普通のごく一般的な医師が1人でも増えてくれたらいいのだ。病院の存在さえ知ってくれれば、病院に見学さえ来てくれたら、その良さは分かるはずなのに……。このような口惜しい思いをしている病院はきっと多いことだろう。

著者プロフィール

裴 英洙(ハイズ(株)代表取締役社長)●はい えいしゅ氏。1972年生まれ。金沢大学大学院医学研究科修了。外科医・病理医として勤務後、MBAを取得し2009年に起業。医業経営コンサルタントの仕事の傍ら、再建先で臨床医として医療現場に携わる。

連載の紹介

裴 英洙の「今のままでいいんですか?」
医療機関の経営問題を解決しないと、医師が意欲を持って働けない—。そんな危機感からMBAを取得し、コンサルティング会社を設立した異色キャリアの医師。これまでの経営支援の経験から、病医院で見過ごされがちな問題やエピソードを語ります。
裴英洙氏による書き下ろし!
『医療職が部下を持ったら読む本』
好評発売中

 現場でバリバリと臨床業務に携わってきた皆さんが、「来月から診療科長よろしく」と急に言われたら、どうしますか?
 本書は、診療科長、看護師長といった病院の中間管理職や、診療所の院長など「部下を持ったばかりの医療職」に求められる経営・マネジメントの基本スキルをまとめました。「カリスマ医師に経営陣が強く言えない病院」や「医療部門と事務部門に壁がある組織」など、医療現場ならではの20の事例を題材にしており、実践的な知識が身に付きます。
(裴英洙著、日経ヘルスケア編、日経BP社、2400円税別)

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