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日経ヘルスケア「診療所開業・誤算の研究」調査・中間報告
「運転資金1年分はないと胃が痛くなる」

2008/05/22

 「開業当初の運転資金は余裕を持って用意すべきです。診療所の支出プラス生活費の合計を、最低でも6カ月分、できれば1年分を用意した方が、胃が痛くなったり、何かといさかいになったりすることがなく安心です。購入物品はおいおいそろえていっても大丈夫ですので、運転資金を残しましょう」(2008年開業、麻酔科)

 『日経メディカル オンライン』と『日経ヘルスケア』が共同で実施している、「診療所開業・誤算の研究」調査に寄せられたご意見の一つです。この調査では、2000年以降に診療所を開業された先生方に、開業時にどのような誤算や失敗があったか、その経験はどのようなものだったかを、選択式の設問を中心にお尋ねしています。

 本調査では、開業にまつわる誤算や失敗のエピソードやご意見などについても、自由記入形式でご回答いただいております。冒頭に紹介した「運転資金に余裕を持って」というご意見もその一つです。このほかにも、資金計画や建築・設計、機器の購入、スタッフの採用などに関して様々な反省やご意見が寄せられました。その一部を紹介します。

◆建物・設備の投資が大きくなりすぎて、借入金の増大を招いた。しかも、借り入れした後に計画を拡大したため、さらに借入金を増やす結果となってしまった(2000年開業、内科)

◆コンサルタントに法外な費用を請求された。コンサルタント料を取った上で、法外な中間マージンまで取っていた(2004年開業、精神科・心療内科)

◆設計士が資金計画を無視して設計し、建築資金が予定を大幅に超過した。その上、設計もミスが多く、計画の変更を余儀なくされた(2006年開業、脳神経外科)

◆看護師が思うように集まらず、結果的に人柄に問題のある人材を採用してしまった(2003年開業、内科)

◆駐車場スペースを十分確保したのは正解だったが、冬季の雪かきが大変(2001年開業、皮膚科)

連載の紹介

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