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患者に寄り添わない医療に努めています

2014/06/25

 前回(「診療ガイドラインには従うな」)に引き続き露悪的なタイトルで恐縮です。

 私はしばしば若い医師たちに対して、「それは患者に寄り添い過ぎだ」という言葉を使用します。すなわち、私は彼ら・彼女らに「患者に寄り添うな」というメッセージを出しているのです。なんというひどい奴でしょう。ただ、私は、全人的に患者に対峙したいと考えている立派な医師たちが陥る罠として「患者と寄り添ってしまう」ことの患者さんに対する不利益を懸念しています。

 以下に、「寄り添う医療」についての私の抵抗感を徒然に書いてみたいと思います。

連載の紹介

尾藤誠司の「ヒポクラテスによろしく」
医師のあり方を神に誓った「ヒポクラテスの誓い」。紀元前から今でも大切な規範として受け継がれていますが、現代日本の医療者にはそぐわない部分も多々あります。尾藤氏が、医師と患者の新しい関係、次代の医師像などについて提言します。

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