最近、大変興味深い事案が世間をにぎわしていて個人的にいろいろ考えることがありました。具体的に象徴的な事案は「入学式休暇騒動」と「STAP騒動」です。ここでは、あえて「騒動」と書いてみます。なぜ「騒動」なのかといえば、これらの事案そのものというよりは、これらの事案を通じてメーリングリスト等を通じて医療職の間で議論されていることが私にとって大変興味深いからです。今回の私のつぶやきには反対意見を持つ方も多いと思いますが、だからこそこれらの事案に関する議論は興味深いと思っています。
専門職の心をザワつかせた「入学式の休暇」事案
「入学式休暇騒動」について少しだけ解説します。ある高校の教師が、自分の子供の入学式に出席するため、自分の働く高校の入学式に休暇届を出し出席しなかったことに対し、「それはいかがなものか」という保護者の意見を受け、教育長がその教師の行動を不適切であったと指導した、という事案です。
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著者プロフィール
尾藤誠司氏(東京医療センター臨床研修科医長)●びとうせいじ氏。1990年岐阜大卒。国立長崎中央病院、UCLAなどを経て、2008年より現職。「もはやヒポクラテスではいられない 21世紀 新医師宣言プロジェクト」の中心メンバー。

連載の紹介
尾藤誠司の「ヒポクラテスによろしく」
医師のあり方を神に誓った「ヒポクラテスの誓い」。紀元前から今でも大切な規範として受け継がれていますが、現代日本の医療者にはそぐわない部分も多々あります。尾藤氏が、医師と患者の新しい関係、次代の医師像などについて提言します。
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