春ですね。春は別れのシーズンでもあり、始まりのシーズンでもあります。私の勤務する東京医療センターでは、市中病院としてはかなり多くの初期臨床研修医が働いています。この3月も例年と同じように彼女/彼らは2年間の臨床研修を全うし、新天地に旅立つ人もいれば、当院で後期研修を続ける人もいます。ただ、いずれにしろ全ての医師に共通するカリキュラムはこれで終了です。これからは、彼女/彼らは本格的に専門職の世界で、大きな責任とともにそれぞれの道を歩いていくことになります。
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著者プロフィール
尾藤誠司氏(東京医療センター臨床研修科医長)●びとうせいじ氏。1990年岐阜大卒。国立長崎中央病院、UCLAなどを経て、2008年より現職。「もはやヒポクラテスではいられない 21世紀 新医師宣言プロジェクト」の中心メンバー。

連載の紹介
尾藤誠司の「ヒポクラテスによろしく」
医師のあり方を神に誓った「ヒポクラテスの誓い」。紀元前から今でも大切な規範として受け継がれていますが、現代日本の医療者にはそぐわない部分も多々あります。尾藤氏が、医師と患者の新しい関係、次代の医師像などについて提言します。
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