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長女の医師国家試験の合格通知にびっくり

2022/03/31

 3月21日をもって、熊本県もようやくまん延防止等重点措置が解除された。九州という島国の中で、熊本県だけが措置を継続していた。感染者数が減少に転じなかったこともあるが、他県に比べて病床使用率が高止まりしていたことが最大の原因である。

 熊本を取り囲む県が軒並み解除される中、熊本の解除が遅れたのは、医療提供側として恥ずかしいことである。ただし、熊本県全体の病床使用率は他県と比べてそんなに遜色ない。熊本市以外は頑張ってコロナ対応の病床を確保し、病床使用率は抑えられていた。それに比べ、(相対的に患者数が多いという事情はあるにせよ)熊本市の病床使用率はひどかった。

 通常時の熊本市の総病床数は約1万5000床。そのうちコロナ対応の病床数は289床、全体の1.9%である。これは福岡市や鹿児島市の2.5%と比べ、あまりにも低い。少なくとも100床程度増やさなければ、2.5%には届かない。このままでは第7波でも、熊本県だけ経済活動を止めなければいけないかもしれない。

著者プロフィール

東謙二(医療法人東陽会・東病院理事長兼院長)●あずま けんじ氏。1993年久留米大卒。94年熊本大学医学部第2外科。熊本地域医療センター外科などを経て、2000年東病院副院長。03年より現職。

連載の紹介

東謙二の「“虎”の病院経営日記」
急性期の大病院がひしめく熊本市で、63床の病院を経営する東謙二氏。熊本市の若手開業医たちのリーダー的存在でもある東氏が、病院経営や医師仲間たちとの交流などについて、ざっくばらんに語ります。
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 本連載、「東謙二の“虎”の病院経営日記」が1冊の本になりました。約10年間の掲載からよりぬきの回を「病院経営」「連携・救急」「医療の話」「ひと・酒」の4テーマに分け収録。書き下ろし「中小病院が生き残るための15箇条」の章は、「敵対より連携」「コバンザメ医療経営のススメ」「中小病院の生きる道」「2代目は本当にだめか」「同族経営と事業承継」……など、民間医療機関の経営者には必読の内容となっています。
(東謙二著、日経メディカル開発、2700円+税)

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