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1人当直して考えた、医療のひっ迫って何だ?

2022/01/31

 熊本県も1月21日から「まん延防止等重点措置」が適用された。

 1月19日時点での、熊本県の確保病床の使用率は39.9%、重症病床の使用率は0.0%。ただ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対応している医療機関からは「医療がひっ迫している」という悲鳴が上がっていた。一方で、対応していない、もしくは現場を知らない医療関係者からは「まだ余裕がある」という正反対の意見が聞かれている。いずれにしても、再びまん延防止等重点措置が適用された以上、医療界は、オミクロン株に負けたと言えるだろう。

 それにしてもなぜ、医療のひっ迫具合について、正反対の意見が聞こえてくるのか──。1月19日、東病院の夜間当直に入った私自身の経験から、その理由を明らかにしたいと思う。

著者プロフィール

東謙二(医療法人東陽会・東病院理事長兼院長)●あずま けんじ氏。1993年久留米大卒。94年熊本大学医学部第2外科。熊本地域医療センター外科などを経て、2000年東病院副院長。03年より現職。

連載の紹介

東謙二の「“虎”の病院経営日記」
急性期の大病院がひしめく熊本市で、63床の病院を経営する東謙二氏。熊本市の若手開業医たちのリーダー的存在でもある東氏が、病院経営や医師仲間たちとの交流などについて、ざっくばらんに語ります。
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(東謙二著、日経メディカル開発、2700円+税)

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