日経メディカルのロゴ画像

虎、有事の病診連携のモデル作り目指す

2021/04/05

お花見シーズンを迎えた熊本城

 熊本市で花見といえば「熊本城」である。もちろん、今年もコロナ禍で宴会はできなかったが、そもそも5年前の熊本地震以降、熊本城での花見はできなくなっている。

 それまでは私も、毎年熊本城で宴会をしていた。途中トイレに行き、酔っぱらって違う団体の宴会に紛れ込み、1時間ぐらいたったところで「おたく誰?」と聞かれてようやく間違いに気付いたことも1度や2度ではない。

 2016年は、間違いに気づいて自分の宴会に戻ったところ、仲間の1人が満開の桜の下でいびきをかいていた。宴会が終わっても起きる気配がないので、仕方なく毛布を掛け、置き去りにして帰った。熊本地震が起きる、2週間前のことだ。

 もし、熊本城で最初に寝泊まりしたのが築城主の加藤清正だとしたら、地震前の熊本城で最後に寝泊まりしたのは私の仲間だったかもしれない。今、彼は出世して支店長になっているので、あえて名前は伏せておくが……。

著者プロフィール

東謙二(医療法人東陽会・東病院理事長兼院長)●あずま けんじ氏。1993年久留米大卒。94年熊本大学医学部第2外科。熊本地域医療センター外科などを経て、2000年東病院副院長。03年より現職。

連載の紹介

東謙二の「“虎”の病院経営日記」
急性期の大病院がひしめく熊本市で、63床の病院を経営する東謙二氏。熊本市の若手開業医たちのリーダー的存在でもある東氏が、病院経営や医師仲間たちとの交流などについて、ざっくばらんに語ります。
この連載が本になりました!
『“虎”の病院経営日記 コバンザメ医療経営のススメ』
好評発売中

 本連載、「東謙二の“虎”の病院経営日記」が1冊の本になりました。約10年間の掲載からよりぬきの回を「病院経営」「連携・救急」「医療の話」「ひと・酒」の4テーマに分け収録。書き下ろし「中小病院が生き残るための15箇条」の章は、「敵対より連携」「コバンザメ医療経営のススメ」「中小病院の生きる道」「2代目は本当にだめか」「同族経営と事業承継」……など、民間医療機関の経営者には必読の内容となっています。
(東謙二著、日経メディカル開発、2700円+税)

この記事を読んでいる人におすすめ