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経済対策と感染対策の両立に休日分散はいかが?

2020/10/19

 東京を含めて本格的に始まったGoToトラベルキャンペーンの影響だろうか。9月末まで熊本では、新規感染者ゼロが続いていたが、ここに来て患者が一気に増えている。10月13日には、新型コロナウイルス感染症対策に係るリスクレベルが再び「レベル4 特別警報」に引き上げられた。

 東病院でも毎週、新型コロナウイルス対策会議が行われている。私の予想ではマスク、手洗いなどコロナ対策が周知されているおかげで、例年と比べてインフルエンザはかなり少なくなると思う。しかし、一般的なかぜの動向は分からない。この状況で、例年通りのレベルでかぜ患者が発生した場合にどうなるか。発熱、かぜ症状の患者まで、新型コロナの感染者として対応すると当然「かぜパニック」が起きると想定される。

 東病院では眞方紳一郎院長の英断で、新型コロナウイルス感染症疑い患者受入協力医療機関に名乗りを上げた。それに伴い、発熱外来患者用のテントと陰圧装置を備えた病室を準備した。これから増えるであろう発熱患者に対して、新型コロナウイルスの抗原検査とインフルエンザの抗原検査を行った上で、発熱患者に対応する準備を整えている。

東病院に導入された発熱外来患者用のテント。駐車場に設置した。

テント内は、陰圧装置を備えた病室の仕様となっている。

著者プロフィール

東謙二(医療法人東陽会・東病院理事長兼院長)●あずま けんじ氏。1993年久留米大卒。94年熊本大学医学部第2外科。熊本地域医療センター外科などを経て、2000年東病院副院長。03年より現職。

連載の紹介

東謙二の「“虎”の病院経営日記」
急性期の大病院がひしめく熊本市で、63床の病院を経営する東謙二氏。熊本市の若手開業医たちのリーダー的存在でもある東氏が、病院経営や医師仲間たちとの交流などについて、ざっくばらんに語ります。
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(東謙二著、日経メディカル開発、2700円+税)

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