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63床の病院で救急車を1000台超受け入れるには

2020/02/11

救急車受け入れ台数1000台達成記念

 2019年度も救急車の受け入れ台数が1000台を超えた。この台数は、言うまでもなく救急部の頑張りがあってこそなのだが、個人的には63床の病院では1000台程度が限界ではないかと思っている。台数を次の大台に乗せるには、病床数や職員数などではなく、もっと別の問題を解決する必要があると考えているからだ。

 その問題とは、ずばり「道路」である。東病院の前には、片側2車線の道路が走っている。熊本市郊外の南地区から熊本市の中心部に向かう主要な道路で、かなり渋滞する。かつては、熊本から日向・延岡へ至る日向街道と呼ばれ、大名の参勤交代にも使われていたという。今は、旧道浜線という名称となり、浜線バイパスが並行して作られたので、呼び名のとおり旧道になっている。そして、浜線バイパスは片側4車線の道路だ。せめて4車線あれば、渋滞時であっても救急車が通るスペースを確保できるが、2車線では普通に救急車が渋滞に巻き込まれてしまうのだ。

著者プロフィール

東謙二(医療法人東陽会・東病院理事長兼院長)●あずま けんじ氏。1993年久留米大卒。94年熊本大学医学部第2外科。熊本地域医療センター外科などを経て、2000年東病院副院長。03年より現職。

連載の紹介

東謙二の「“虎”の病院経営日記」
急性期の大病院がひしめく熊本市で、63床の病院を経営する東謙二氏。熊本市の若手開業医たちのリーダー的存在でもある東氏が、病院経営や医師仲間たちとの交流などについて、ざっくばらんに語ります。
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 本連載、「東謙二の“虎”の病院経営日記」が1冊の本になりました。約10年間の掲載からよりぬきの回を「病院経営」「連携・救急」「医療の話」「ひと・酒」の4テーマに分け収録。書き下ろし「中小病院が生き残るための15箇条」の章は、「敵対より連携」「コバンザメ医療経営のススメ」「中小病院の生きる道」「2代目は本当にだめか」「同族経営と事業承継」……など、民間医療機関の経営者には必読の内容となっています。
(東謙二著、日経メディカル開発、2700円+税)

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